【この旅行で行った三国遺跡】
【あわや帰国不可能!?沂南トラブル日記】
ちょっと焦ったけどなんとか帰国できました。ドタバタの旅行記です。
青島の桟橋近くで中国全土地図(新世紀中国実用地図:西安地図出版社)をゲット!この地図がいい!各省別に3種類の地図が
あり、政治区、交通網、観光地がそれぞれの省で掲載されている!青島でぶらぶらの予定を急遽変更し、沂南の場所を確認、これはい ける!当日決め、その次の日には臨沂まで移動している自分がいた。(この地図は今後の個人旅行にかなり役に立ちそうです。コンパクト だし) 日本で収集したHPデータと臨沂市カラー観光案内を持ち、いざ出陣。臨沂で8元のバスチケットを買い、地元の人しか乗らないようなバ スに乗り、2時間後に沂南に到着。意外にでかい街で、こんな田舎町だというのに、この人の多さ、そんな中国の奥深さを感じた。
バスターミナルでバイクタクシーをゲットし、北西方向の諸葛亮の巨大像まで5分ほどで到着。ほんまにでかい!しかし、感動〜!裏に
書かれた諸葛亮の説明書きをノートに写している、中学生ぐらいの子供たちが非常に印象に残る。写真を取りまくった後に、再びバスター ミナルへ。
ここから諸葛故里まではかなりあることは知っていたが、どーしても行きたい。時間は12時過ぎ、今日中に青島に戻らなければ日本への
航空便に間に合わない!時間が不安だが、でも行こう!そう決めてタクシーの運ちゃんと交渉し、つれていってもらうことに。沂南バスターミ ナルから1時間弱で目的地に到着!諸葛亮の像に向かって蝋燭を立ててもらい、線香をあげさせてもらった!めちゃくちゃ感動です。諸葛 一族の家系図とか、いろんな資料がそこにはあった。ひとしきり満足した後に、沂南に帰ったが問題発生!沂南から青島まで帰るバスが ない!タクシーの運ちゃんに相談すると、選択肢は3つ。
@臨沂まで帰り、青島行きの最終バス(18時)に乗る
A青島までタクシーでぶっとばす(450元といわれた) Bタクシーの運ちゃんの家に泊まらせてもらい、翌朝6時の青島行きのバスに乗 る(ぎりぎり飛行機に間に合います) このタクシーの運ちゃん、ほんまに気のいい人で、しきりに家に泊まることを勧めてくれた(もちろんタダでいいし、安心しろとしきりに言われ た)。しかし、飛行機に乗れなかったら・・・、というリスクを考えるとやっぱり青島に帰りたい。すったもんだがあって、結局、青島までその運ち ゃんの親友のタクシー(サンタナ)で送ってもらうことになった(450元)。
臨沂(沂南の南約60キロぐらいか?)から青島までのタクシーチャーターが1000元と聞いていたので、別に高くもなく、むしろありがたい!
一路、青島へ向かったが、途中、有料道路(国道?)の料金所で運ちゃんが100元を出すと、係員「もっと細かいのないの?」と聞かれ、 運ちゃん「メイヨー」、その一言でゲートが開いて無料で通過!こんなんあってええんか!と思いつつ、早く青島に帰りたい〜。その一心。
その運ちゃんは300キロ(多分)も離れた青島まで、夕方5時に沂南出発で、結局、青島についたのが夜の9時すぎ。あーよかった!その
運ちゃんは、それから沂南まで帰ったんだと思うと、ほんまに450元じゃ安いの・・・、と思いつつ、ありがとう〜!と心で叫びながら、見送った (チップの意味を込めてプラス100元渡したので、本当は550元)。青島に着いたとたんにおろされ、何故かと思っていると、市が変わると免 許もかわるので、運転できないんだ、というようなことを言われた(多分)。ホテルに帰って、ほんまに一安心でした。
今から思うと、沂南のあのタクシーの運ちゃんは神様のように思える。営業ベースでの話しだったかもしれないけど、あの時本当にあせってい
た、そこをいろいろと一緒に考えてくれた。家にまで泊まっていい、と言ってくれたりして、やさしさを感じ、結果的にもほんまに助かりました。 多分、あの人のことは一生忘れないでしょう。名前と住所ぐらい聞いておけばよかったと少し後悔している。中国の奥深さ、人のよさ、あと 三国志関連の場所に行くときに覚える感動、いろんなことを感じた旅でした!
【青島のアルバム】
多いようだ。後で知ったが、臨沂市は1千万人の人口を抱えているそうである。こんな田舎町でも1千万人いる中国の奥深さを感じた。バ スターミナルに到着すると、すぐに女性が何人か寄ってきた。売春婦なんかな〜、と思いながらも無視して、近くの中華料理屋に入った。そ こがまた美味しい!名前覚えておけばよかったと後悔。さー、明日は諸葛亮孔明の生まれ故郷(故里)に行くぞ!
(右)宿泊先の臨沂大学。飛び込みでこの大学の宿舎に泊めてもらった。1泊160元(2000円ぐらい)だからそれほど高くはない。朝、散
歩をしてみたが、なかなか気持ちのいいキャンパスで、かなり広いようだ。学生も日本のマンモス大学ぐらいの人数がいるようだ。どこに行って も人が多い、恐るべし中国!
(左)臨沂から沂南へ!臨沂のバスターミナルで出発前に撮影。沂南はさすがに田舎のようで、こんな小さなバスである。しかし、出発前
にはほぼ満席、ここも人でいっぱいか!おそるべし中国!立っているにーちゃんは車掌であり、手際よく客をさばいていた。途中、道端で立 っている客も、拉致するように強引に車内に連れ込んでいるのが印象的だった。
(右)ついに沂南到着!臨沂からバスで走ること約2時間、ついに諸葛亮孔明が生まれたとされる沂南県に着いた!さびれた田舎町を想
像していたが、なんとここも人が多そうだ。中心部はかなり街らしく、大きな街だという印象を受けた。下手すると日本の県庁所在地よりも 都会っぽいかも。おそるべし中国!これは沂南バスターミナルであるが、しっかりとしたつくりをしており、人も多かった。ここからバイクタクシーに 乗って、目指すは諸葛亮孔明の像だ!
(左)沂南バスターミナルから諸葛亮銅像までの道。沂南バスターミナルあたりはまだ都会の雰囲気であったが、そこから北西方面の山に
向かって5分ほど経つと、こんな風景になる。やっぱりのどかである。バイクタクシーの後部から撮影。
(右)諸葛亮故里記念館前の道。こんな道をタクシーで走ってきた。人はもちろん住んでいるが、やっぱり集落という感じかな。故里は生ま
れ故郷という意味なので、このあたりで諸葛亮が生まれたんだろうか?そう思うとなんともいえない感動がこみ上げてくる。
(左)沂南中心部から諸葛亮故里記念館までの道。このあたりはこんな道が多い。両側には何の木かわからないが、びっしりと並んでおり
圧巻だ。こんな道をのんびりと歩きたいものである。
(右)沂南博物館。タクシーの運ちゃんに頼んでもいないのに連れてこられた。どうもこの博物館は自慢らしく、是非とも連れてきたかったよう
である。中はこのあたりの有名人のお墓となっており、地下に石で囲まれた棺いれのような空間があった。館長らしき人が一生懸命説明し ていたが、中国語なんでまったくわからず・・・。それでも観光客がかなりいて、30名ほどは説明を聞いていただろうか。しかし、ここに入るの に10元は高い気がした。ここで沂南観光も終わり、本当に充実した日であった。この後、「あわや帰国不可能!?事件」が起きてしまう のは、このとき知る由もなし・・・。
【旅のメモ】
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