【青島の魅力】
題名にあるように青島は中国らしくないところがある。それは街が「美しい」からだ。それが青島の魅力なんだろう。海があり、ドイツ占領下
の名残で建物が西洋風である。そんな青島で青島ビールを飲めば最高の時間が過ごせる。
(左)第3海水浴場の近くの洋風建築。ここだけ見れば中国ではない。
(右)第3海水浴場前の道路。かなり綺麗に整備されている。
(左)第3海水浴場近辺から香港中路あたりを望む。(右)桟橋から。
いずれも、綺麗な海岸線と近代的なビルが妙にマッチしている。
(左)天主教堂。これもドイツ占領時代に立てられた西洋建築である。1934年に完成したこの教堂は、塔の高さが60m、搭上には4.5
mの巨大な十字架がかけられている。中に入ろうとしたら、入場料を取られそうになったため、外から眺めるだけにした。桟橋から少し北に 歩いたところにある。
(右)第3海水浴場前はおそらく別荘になっているのだろう。こんな家が沢山建ち並んでいる。1階なんかは全面ガラス張りとなっており、気
持ちよさそうだ。
【中国らしいところ】
そんな青島でも少し裏道に入ると中国らしいところが沢山ある。
らしくないとね。
(右)もっと中国らしいところがあった。これはいい!
このあたりをぷらぷら歩いていると、青空マーケットがあった。そこにうまそうな揚げパンがあったので2個買った。なんと1元!(15円)、しかもかなりうまい。これなら、朝昼晩食べてもいけるかも、そうすれば1日の食費が3元ぐらいになるかも、などと考えながら歩いていた。 そのパンにお腹が刺激されたのか、その後入ったケンタッキーでは、チキンとポテト、コーヒーでなんと24元!ケンタッキーはぼったくりか!と思 えるほどの値段の違いだった。
結論を言うと、西洋風建築があったり、綺麗な海があったり、教会があったりする中で、少し裏道に入ると中国らしい光景もあり、パン買っ
ても激安。そんな青島はいろんな面で楽しめる街かもしれない。
【青島のアルバム】
<2003年9月>
空港である青島空港があった。このときは新空港を建設中(2004年5月に完成済み)。今は国際空港っぽくなってるかな? ようなものもあるし、草木も茂り、かなりいい感じである。夜の散策も潮風にあたりながら波の音も聞きつつ歩くのは、かなりいい。 (右)これが第3海水浴場だ。干満の差が激しく、満潮時にはこのあたり一帯海になるのだが、干潮時にはこんな感じで遠浅になる。ここ をのんびり歩くのも一興である。
(右)青島動物園。一応観光らしく、こんなところにも行ってみた。中山公園(Zhongshan Park)の中にあるが、この動物園にはもう二度
と行かないと思う・・・。規模はかなり小さかった。中山公園に入るのに10元、動物園に入るのにさらに5元というのは、どうも納得いかな い!パンダでもいれば満足するが、ふつーの動物園であった。しかし、中国には中山公園というのが多い。革命家、孫中山(孫文)はやっ ぱり偉い人というのが伝わってくる。なお、この公園は桜が綺麗らしい。 (左)電視塔。鋼塔としては中国一らしい。116mの山の上に立っており、タワー自体も232mあるため、青島一高い建築物となっている。 高速エレベーターで52秒、130m地点の展望台にはレストランなどもあるそうであるが、特に上りたいとも思わず、高所恐怖症でもあるの で、下から見るだけにした。そういえば、青島から関空に帰るときの飛行機からもよく見えたものだ。なお、この近辺にある、索道(リフト)は 非常に気持ちがよかった。 <ここから2004年3月> (右)青島にきたらこの桟橋に来たかった!この桟橋は1891年に清政府が建設開始し、翌年に完成、李鴻章桟橋と命名された。1897 年にはドイツ占領下となったとき、ドイツ軍が桟橋を伸ばし350mとした。さらに国民党政府が改修し、1933年には440m、幅10mとなっ た。とはいうものの、この日は雪が降る寒さ!先まで歩いている間に凍るかと思った。 ここでの収穫は、道端でおばちゃんが売っていた中国全土の地図が買えたこと。前からほしかった中国全土の地図なので、それだけで大満 足。しかし、桟橋には、観光地にはよくいるプロの写真家がいたが、どう見ても持っているカメラが古い!その辺歩いている中国人のほう が、よっぽどいいカメラを持っているし、商売あがったりやろうな〜、と思いつつ桟橋を後にした。 (左)桟橋から青島市街地を望む。我ながら綺麗なショットが撮れたと思う。海に突き出ている分、いい写真も撮れる。ざまーみろ、プロの カメラマン。プロかどうかも疑わしいが・・・。しかし、寒かった! (右)桟橋から見た、小青島。もともと青島という名前はこの島の名前だったらしい。それをドイツ占領後に市区が青島と名づけられたた め、別の名前がつけられたそうな。ドイツ軍は阿克那島と呼び、日本軍は加藤島と呼び、今は琴島という別名もあるらしい。地元の方は 小青島と呼んでいる。散策すれば気持ちいいんだろうが、この日は寒くてそんな気力なく、桟橋から眺めるだけにしといた。 (左)なぜかぷらぷらと青島小港に来てしまった。青島に来たんだから、港ぐらい見ておかないと!という、意味不明な衝動にかられ、迷いつ つも到着。この船は、青島の対岸の黄島というところに行く。青島、黄島があれば、あとは赤島だろうと思ったら、紅島はあるらしく、これで 信号機になった!としょうもない喜びを感じてしまった。黄島まで行ってみようかと思ったが、さすがに夕方だったし、外海はかなり荒れてそう だったから、やめた。 (右)青島長距離バスターミナル。ここから、山東省の各都市はじめ、上海や北京、合肥などへのバスが出発している。今回は、このバス ターミナルから、三国志紀行へ出発した!詳しくは「諸葛亮故里を訪ねて」へ! |