- Zion -                                                                                    

1998年9月、2004年8月、2006年8月、2015年4月、2016年12月    
【入園料】車1台30ドル(運転手、同乗者込み)(2006年は20ドルだったのに・・)


ここは隠れた穴場であった。もちろん、ザイオンは有名であり、リピーターの方もおられるが、98年に行ったとき、少なくとも私はあまり知らなかった。ほとんどノーマーク。まー、ザイオン近辺に泊まれて、なんか景色が見れたらいいか、程度しか思っていなかった。そんなこともあって、もうすっかり夜が更けた時間にザイオン到着。なんとかホテルも確保することができ、その夜は就寝。そして翌朝起きてみると、とんでもない光景が広がっていた!朝陽に映えた岩肌は赤く染まり、何ともいいようがない美しさであった(写真がないのが残念)。

ザイオンでは時間を割く余裕を見ておらず、とりあえずすぐにザイオンへ向けて出発。グランドキャニオンやモニュメントバレーとはまったく違った光景で、荒々しい岩が道の両側にごつごつと並んでいる。車を運転しながら、岩のてっぺんまで見れないほど、大きな岩なのだ。特にグレートホワイトスローンなんかは標高2056mもあるようで、超巨大な岩だ。それまでオーストラリアのエアーズロックが世界一の岩だと思っていたが、実はこのグレートホワイトスローンが容積でいうとエアーズロックの2倍もあるそうだ。ほんまに大きな岩であった。

また、ナローズという川の中をじゃぶじゃぶと入っていくところもある。ナローズはザイオンの最も奥にあり、岩と岩の間に川が流れているといった感じである。普段は水深が浅いが、少しでも雨が降るとすぐに水かさが増すので非常に危険となる。天候には十分留意する必要がある。9月だが早朝ということもあり、水はもうかなり冷たかった。ナローズに行くまでに、鹿の親子がいたりして、十分楽しむことができた。

後でいろいろと調べたが、ザイオンの魅力はやっぱり岩登りだろう。このページなどはすごい。この写真を見ただけで、小便ちびりそうになるが、こんな岩山を登っていけるところがあるようだ。途中はチェーンを持って登っていかなければならない。半分、命懸けらしいが、登りきったところの景色は格別だろう。なお、これは一般人の話であるが、私が行っていたときも、垂直の崖をロッククライミングしている人がいた。1000m近くはあるだろうという岩の崖を登っているのだ。あれはすごかった。なお、98年は自家用車でナローズまで入ることが出来たが、06年に行ったときはバスでしか入ることが出来なかった。環境対策だろう。

 
(左)スプリングデール側のゲート。山々とゲートがよくマッチしていた。この先に料金所がある。
(右)キャニオンオーバールック。グレートアーチの上にある展望台だ。往復1時間かかると書いてあったが、ダッシュで20分で往復できた。

 
(左)ナローズ。ここは少し水深が深かったが、川の左側を通れば通過できた。しかし、この先にいってもまだまだありそうなので引き返した。
(右)ザイオン博物館の前からの景色。ごつごつした岩が印象的だ。

  
(左)かなりわかりにくいが、左下の木の右側にはロッククライミングをしている人たちがいる!クレイジ〜。
(中)これがグレートホワイトスローンである。標高2056mあるらしい。ここにくるまで知らなかったが、世界最大の一枚岩はオーストラリアのエアーズロックと思っていた。しかし、本当はこの岩らしい。何でもエアーズロックの2倍の容積があるというからかなり巨大だ。この写真撮るのも一苦労するぐらい、確かにでかかった。どうやってこんな岩ができるんだろうか?不思議です。
(右)スプリングデールのホテルからの風景。

 
左がグレートアーチ、右がチェッカーボードメサ。ドライブの途中に立ち寄りたいところだ。

【宿泊】
なお、ザイオンでの滞在は、玄関口であるスプリングデールも考えられる。私もこの街に泊まったが、こじんまりして小奇麗なギフトショップやロッジが沢山できており、おしゃれな街であった。それでいて、ザイオンの雄大な景色も楽しむことができ、最高の時間を過ごすことが出来る街である。一押しはゲートシティのスプリングデールにあるデザートパールイン!フロントの人も親切丁寧に対応してくれる。Webはこちら

98年は予約なしにいったが、運良く1部屋空いていた。部屋はかなり広く、ベランダも広くていい。当時は出来たばかりでかなり綺麗だった。そして、朝起きたときにものすごく感動する!↓これがホテルであるが、岩に囲まれており、岩が朝焼けで赤くなっていた。それが部屋の前に広がっている!圧巻である。そこで06年はここで2泊した。最高のホテルライフを満喫できる。なお、ロッジに泊まるならこのWebで。

 
 
(左)ホテル玄関。 (右)夕方はホテルの裏の山に夕陽があたる。

 
(左)山に囲まれてプールで泳げば最高。 
(右)ホテルの裏側にはバージン川が流れている。川下りもやっていた。ホテルの部屋はプール側と川側を選べるが、どちらもいい。プール側だとすぐプールにいけるし(山も目の前に見れる)、川側だとバージン川と山の美しい風景を見ることが出来る。


【アクセス】
ラスベガスを拠点にグランドキャニオンやモニュメントバレーを周る場合、必ずザイオンを経由することになるだろう。行きになるか帰りになるかはコースプランニングによる。1998年は、モニュメントバレー⇒キャピトルリーフ⇒ブライスキャニオン⇒ザイオンと1日で回った。モニュメントバレーで午前中遊んで、昼前から出発し、途中、少し休憩を挟みつつドライブ。ザイオンに着いたときはすでに19時を回っていた。つまり、ラスベガスを起点にして、反時計周りにグランドサークルを回ったことになる。2004年はラスベガスから直接行った。ラスベガスからセントジョージまで約200Kmで2時間。セントジョージから80km、約1時間ほど走ればザイオンに到着する。非常に行きやすい場所にある。

  

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