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民族融合の国、マレーシア編
Malaysia

【旅程】
2004年7月17日
関西国際空港⇒(JAL)⇒シンガポール経由⇒クアラルンプール :マリオットホテル
7月18日
クアラルンプール⇒マラッカ⇒クアラルンプール :マリオットホテル
7月19日
サウジアナカントリークラブ :マリオットホテル
7月20日
クアラルンプールカントリークラブ (夜)クアラルンプール⇒(JAL)⇒シンガポール経由⇒
関西国際空港(21日早朝着)

今回はどーしてもマラッカにいきたかった。何故かというとマラッカ海峡を見たかったからだ。しかも古都であり街の雰囲気もいいらしい。そこで
ちょっと抜けて一人で行って来てしまいました。中国の一人旅を思いだす〜。



【感想】
マレーシアという言葉を聞いて連想するものは、「マハティール首相」「ペトロナスツインタワー」というぐらいで、あとはミャンマーにいったとき
のような蒸し暑いといったことが思い浮かんだ。これは行く前のことである。しかし、行ってみると東南アジアというイメージはなく、気候もほどほ
どで(日本のほうが絶対に暑い!行っている間、東京では39度という観測史上、最高気温を記録!)、かつ食べ物が美味しい。中国
系、インド系の食べ物と、現地のマレー系がうまくミックスされており、絶妙のうまさがある。特に、中国チックな屋台で食べる味はいい。かな
り気に入った。今回一緒に行ったメンバーで、バリ島やタイなど東南アジアにはまってて、マレーシアは初めてという人がいた。その人いわく、
東南アジアではマレーシアが格段にいい、とのことである。街が洗練されている感じを受け、食べ物もおいしいからということだ。

クアラルンプールでは海外からの観光客はもちろん、いろんな国からどんどん人が集まってきているらしい。中にはタクシーの運転手でアフガニ
スタンから出稼ぎに来ているという人もいた。そんななか、現地の方にはほとんど英語が通じる。店はもちろん、街中でも英語がほとんど通じ
る。悲しいかな、マハティールの政策で、一度英語教育をやめてマレー現地主義に変えた時期があったため、英語をしゃべることができない
世代がいるものの(比較的若い30代ぐらいの世代)、現在は英語教育も復活させているらしい。50代のタクシー運転手は流暢な英語を
喋っていたのがやけに印象に残っている。

マレーシアがこれほど発展したのもマハティール首相のおかげだと思うが、クアラルンプールはまだまだ成長している。しかも、マレー系、中国
系、インド系がうまくミックスされつつ、いい成長をしている感じを受ける。道を歩けば、おしゃれな格好をした中国人がいたり、マレー系はほ
とんどがイスラム教徒のため、スカーフをまとっている女性を多く見かけたり、インド系の方が香辛料をきかせたインド料理を作っていたり、
様々な顔を持っている。そんなマレーシアがかなり気に入った。


【旅行記】
<マレーシア行き決定!>
今回の夏合宿はどこに行くか?ということで前々回のグアム、前回のチェジュ島、それとマレーシアの3箇所で投票を行った。その結果、多
数決でマレーシアに決定した。これは会社の野球部で3年に1度の恒例となっているゴルフ!?旅行である。なんで野球部の夏合宿でゴルフ
旅行なのか?ということはおいといて、前回より少ないが10名のご一行は関西空港を後にした。なお、マレーシアを候補にあげていたのは、
マレーシアに駐在していた人が野球部にいて現地事情に詳しいというためである。

出発前に関空でパチリ

<マレーシア旅行の手配>
マレーシアと決まったからには野球部部長である私がいろいろと手配しなければならない。部長というよりも庶務といった感じだが、関空から
マレーシアに行くにはマレーシア航空で行く直行便と、シンガポール経由で行くシンガポール航空便とJAL便がある。検討しているうちに、マ
レーシア航空とシンガポール航空便はいっぱいになってしまい、結局、JAL便で行くことになった。かなりお安いと思うが、1人あたり87,000円
の予算となった(2人部屋・朝食すべて付き)。お願いした旅行会社がJALに強いというのもあるらしいが、この時期に、しかもマリオットに泊
まれてこの値段はかなりお得に感じた。

とは言うもののシンガポールに寄らなければならない。経由する分、時間をロスしてしまうが、チャンギ空港はさすがにハブ空港だけあって24
時間フル稼働している。
 
(左)チャンギ空港内(シンガポール)。この空港は24時間空港でいつでもにぎわっている。さすがハブ空港だ。
(右)チャンギ空港での喫煙所への階段。ここでも喫煙所は室外である。

 
(左)チャンギ空港の喫煙所の風景。
(右)喫煙所にはおしゃれなバーがある。

<クアラルンプール(Kuala Lumpur)到着>
クアラルンプール新国際空港(KLIA)1998年6月30日に開港した比較的新しい空港だ。この空港は市内から離れているのがネッ
クであり、クアラルンプールの南50キロメートルの場所に位置していて、我々はバスで移動したが、高速を使って約1時間かかる。しかし、か
なり広いらしく、敷地面積は100平方キロで、これは米国デンバー空港に次いで世界第2番目に規模の大きい空港のようだ。現在、4,
000メートルの滑走路2本で運営されているが、最終的には、合計4本の滑走路となる予定となっている。関空が2期工事を行っている
が、すでに使っている滑走路が3,500m、2本目が4,000mになるようだが、建設費がかなり違うんだろうね。
 
クアラルンプール空港。確かに近代的な綺麗な空港だ。ただ、最近、リニューアルする空港は全部同じに見えるのは俺だけか!?

 
今回宿泊するJWマリオットホテル。室内も広く快適だ。場所もブキビンタン(Bukit Bintang)通り沿いにあり、観光や買い物をするには便利であった。


<クアラルンプールという街>
標題にあるようにマレーシアには主に3民族がいる。マレーシア全体で人口は約2300万人であるが、マレー系60%、中国系30%、イン
ド系8%という構成のようだ。その中でも中国系がハバを効かせており、福建系4割、広東、客家系がそれぞれ2割、後は海南系などの構
成となっている。今回は時間の関係で中華街に行くことはできなかったが、行った人によるとかなりの人ごみだったらしい。うかうかしていると
バックを盗まれる危険も高い地域のようだ。クアラルンプールは人口は約200万人、その半数が中国系が占めている。

今回は時間の関係上、クアラルンプールの観光をしなかったため特にどこという場所には行っていない。しかし、クアラルンプールを歩いてい
ると、必ず目に入ってくるのが、ペトロナスツインタワーとKLタワーだ。この2つはクアラルンプールの発展を象徴しているようで、観光客が街の
いたるところから写真を撮っている光景を多く見かけた。


ペトロナスツインタワー
ペトロナスツインタワーは、日本系と韓国系の建設会社に競わして建設させたというのは有名な話だ。1998年に完成しているが、韓国
系の会社のほうが早く完成し、かつ少し高いようだ。そう言われると高さが違うような気がする!? 高さは452mでシカゴのシアーズタワー
を抜いて世界一となっている。マレーシアの巨大石油会社ペトロナスの所有するビルで、双子のイスラム風デザインが特徴的だ。ただし、こ
のビルはビル本体部分の高さは378mであり、屋上に74mもの塔をかさ上げしているため、本体部分でのトップはシアーズタワーということに
なってしまう。そんなことはどうでもいいが、近くに行ってみると、その巨大さに圧倒される。
 
(左)ツインタワーの真下から。写真撮るのに首が痛くなるほど高いビルだ。
(右)かなりボケたが、街のいたるところでこの光景が目に付く。

 
(左)マリオットホテル前から撮影。(右)ビルの前には噴水があり、夜に行けばライトアップされてかなり綺麗だ。


KLタワー
クアラルンプールでペトロナスツインタワーと並んで目に付くのがKLタワーだ。地上421mであり東南アジアでは最も高く、世界でも4番目に高
い通信塔である。1996年に完成している。しかし、マレーシアの人は高い建造物が好きなのか?おそらく経済発展を象徴したかったんだと
思うが。
 
(左)ブキビンタン通りから見るKLタワー。(右)ペトロナスツインタワーから見るKLタワー。


ブキビンタン(Bukit Bintang)通り
ブキビンタン通りはクアラルンプールの中でもかなりにぎやかな通りである。ホテルの前がこの通りということもあり、よく通った。この通りにはセブ
ンイレブンもわかっただけで2軒あり、かなり便利であった。なお、ブキッというのはマレー語で「山」という意味らしい。そういえば少し坂になって
いる。
 
(左)ブキビンタンとモノレール線が交差するところ。ここは交通量が激しく、うかうかしているとひかれそうになる。マレーシアの車の運転はかな
り粗い。
(右)ブキビンタンで見つけたおしゃれそうなお店。

公共交通機関であるモノレール。

 
(左)BBプラザというビル。ここから入っていけばいろんな店があるが、私の目的は両替だ。
(右)最近店が新しくなった両替所。10時から開店している。ここのレートは1RM=28.90円であり、空港でのレート(1RM=29.67円)より
かなり安かった。


屋台
ブキビンタン通りの北側にあるケンタッキーの交差点を曲がってしばらく行くとこの光景が広がっている。昼間はただの通りであるが、夜になる
と中国系の方が屋台を開いている。客はほとんどが中国系であり、中国では当たり前の光景がここにも広がっている。味は美味しいが、ち
と高いのがネックか。
 
昼間の光景と夜の屋台。

 
この屋台で福建麺を食べた。福建麺が5RM(約150円)、Tigerビールが5.8円(180円弱)。


ゴルフ
今回の目的であるゴルフ場でのひとこま。サウジアナカントリークラブはマレーシアチックでいいクラブハウスやなーと思っていたら、コースはかな
り難しかった。うねっているしグリーンが小さいし・・・、と言い訳ですが。
 
(左)サウジアナゴルフクラブ (右)KLGCC


<マレーシアのちょっと変わった英語!?>
マレーシアにはかわった英語が多い。読み方どおりにローマ字化しているのだが、こっちのほうが合理的かも。
 
(左)Coffee? (右)Taxi?


Restaurant?


最後に、マレーシアに行く前に参考にしたWebサイトを紹介します。
基礎情報から観光ガイド、気象情報、そしてゴルフ場のガイドまである。
全部英語であるが、各種情報が豊富に掲載されている。マラッカ情報ももちろん掲載されている。
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