トップページ > 三国志データベース > 三国遺跡(浙江省)

浙江省
上海から近いために、いつでも行けるという考えのもと、なかなかいかない省でもある。今では上海虹橋駅から新幹線もあり、杭州までなら50分ほどで行ける。上海からは完全に日帰り圏内になった。孫権のふるさとがあるとはいえ、三国遺跡はあまりないのも現実。どっちかというと、春秋戦国時代の呉越の戦いのほうが遺跡があるかもしれない。
杭州市 富陽市 孫権故里(場口鎮)、孫権故里(龍門鎮)
蘭渓市 蘭渓市
諸葛村

杭州市
風光明媚な街であり、銭塘江の逆流で有名でもあるので、日本から観光客も多い。蘇州と同じく、杭州駅を下りると客引きのおばちゃんたちがものすごい勢いで寄ってくる。街は発展中でもあるので、高いビルはホテルが建っているか建設中。沿岸部ということもあり、これからもどんどん発展していくだろう。日本から直行便があるので、行きやすい市でもある。

●孫権故里(場口鎮)  2011年5月訪問
富陽市にある場口鎮上沙村にある。杭州からK514のバスにのって約1時間30分。路線バスなのでかなりへとへと。富陽のバスターミナルから、さらにタクシーで30分のところにある。
よくある話だが、署名人の出身地はどこだ?ということで、町おこしをしようとしていたようだが、古鎮ブームもあって完全に龍門鎮に負けている。
近隣住民が木の束を置いているような遺跡や、田んぼにぽつんと立っている碑、そして開くことのない「呉大帝廟」がある。なんと寂れた孫権故里だろうか、と思うのであるが、私的にはこんな感じの寂れた遺跡は大好きだ。劉備故里を思い出すのだ。
  
(左)薪が積まれた孫権故里の碑。 (中)あぜ道を歩いていくと、畑の真ん中にぽつんとある孫権故里碑。  (右)開くことのない呉大帝廟。ドアの下から少しだけ中が見えたが、何かの像があるようだった。


●孫権故里(龍門鎮)  2011年5月訪問
古鎮ブームにも乗っかって、場口鎮に完全に勝利した孫権故里の地。個人的には場口鎮のほうがそれらしい感じがするが、孫家の家系図や孫権の絵などを見てしまうと、こっちがほんとだろうと誰もが思うだろう。
古鎮もそれなりに魅力があり、散策していても気持ちがいい。ただ、入場料が高く、68元もするのだ。
  


●諸葛村 
蘭渓市諸葛鎮にある。今ではかなり有名になったようだが、諸葛孔明の子孫が住んでいるという地。
諸葛孔明の子・諸葛瞻、孫・諸葛尚は蜀が滅亡するときに壮絶な死をとげたが、その後、この場所に移り住んできたようだ。
八掛陣のようになっており迷路状態。中にいってしまえば、池があってそのほとりにのんびりと子孫が住んでいるようだ。ここにいって家系図を見たいものだ。


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